熊本地震:二週間経って・・・
震災後、愚図ついた天気が続く熊本地方。無情の雨が今日も捜索活動の進捗を阻んでいます。
ワタクシの会社の九州営業所へ本社からの支援物資を頂きに行った帰りに少し寄り道をしてみました。
西原村小森の西原郵便局近く。俵山トンネルの崩落により南阿蘇村へのアプローチは今もなお寸断され、通行止めとなっていた。
毎年、県内外から多くの人々が訪れる「一心行の桜」と並ぶ一本桜の名所だ。
この日は平日であったにもかかわらず、満開宣言が出されたうえに天気にも恵まれ駐車場も満杯でした。こんなに長閑で美しい場所だったのに・・・
現状がどうなっているのか全く分かりません。
ココからしばらく上った所にある「免の石」。岩の裂け目に巨石が挟まっていて、「何が起きても落ちない!」ということで、縁起が良いと一躍有名スポットになったのだが、どうやらこの石も崩落してしまったとの情報がある。(写真は今年1月)
西原村から、吉無田高原方面へ行ってみる。至る所で地割れや落石があり、通行するにはホントに注意が必要だ。
多くの家々がブルーシートで覆われていた。グリーンロードはどうやら通行できそうなので、南阿蘇村へはこのルートでアプローチできそうだが、警察車両、自衛隊車両がひっきりなしに通行している。ワタクシも野次馬ではないので彼らの邪魔をしちゃいけないからミルク牧場方面へ右折し、益城町の知り合い・親戚の家を訪ねることにした。
津森でも大きく被災した家屋が点在したが、木山までやって来ると目を覆いたくなるような光景が飛び込んできた。
一階部分がペシャンコになった家屋が、至る所で見受けられる。
生活道路もこの通り。
材木商を営んでいた親父の取引先も多数あった町だけど、もはやワタクシの知る益城町ではなかった。
「居住不能」を意味する赤札がひと際目立ち、普通ではない状態であることを物語っていた。友人宅も被災したが、倒壊の恐れはないとのことで、自宅にいるとのことであった。ただし、夜は怖いから避難所で車中泊しているとのこと。我が家は今週から自宅で寝るようになったので、自分はまだマシな方だと感じる。
益城町から熊本市東区の沼山津へ。高速道路を挟んで益城町との境目に位置する地域だが、木山川沿いの道路はこんな風に通行困難な状況。
この町は伯父が住んでいて、電話では無事だと聞いていたが、自衛隊の重機や4WDのダンプカーが復旧作業をしていたので、どの方角からも入って行くことはできなかった。4,5年前に建替え新築したばかりだが、これだけ地盤がイカレていたら、本当に家は大丈夫なのか心配である。
どっかのTV局が何かを狙っていた。彼らにもウンザリだね。
次の日。ワタクシもそろそろ仕事で熊本を離れないといけないから、気になっていた墓をオヤジと二人で見に行ってみた。
が、墓石が・・・無い・・・
宇城市にあるJimy家の墓の真下には、今回の地震の震源とされる布田川断層と表裏一体を成す日奈久断層が走っているんだ。重さ100Kgを超える石材がこんなに吹っ飛んでいるところを見ると、地震の持つパワーが尋常ではないことが良く分かると思う。
だから、今回の地震で布田川断層がクローズアップされているが、八代方面まで地震が広がっていったという現状を見ても、日奈久断層も活発な運動を示した証拠とも言えよう。
幸いにも、大きく割れはしていなかったので、お爺ちゃんが作ってくれた大事なお墓は極力、元のパーツを使って組み直してあげたいと思う。今度は隣の田んぼとの境界ギリギリまで基礎部分を固めてあげないといけないのかなぁ。
そういえば、YAHOOニュースで気になる記事が!
先月美祢市にマンスリーマンションを借りて居住していたけど、市内にある「弁天池」のあの綺麗な水が濁っているというのだ。
下の写真は、3月1日に宇部市から長門市に向かう途中で撮影したものだが・・・ 果たして関係性はあるのか...?
一日も早くバイク遊びができるいつもの阿蘇に戻りますように!
あれっ!?トレーサーじゃない・・・
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