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2016年4月22日 (金)

安心してください、取りあえず…生きています!!

4月14日、ワタクシは次の現場の準備のために大阪へと向かっていました。

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別府、中津の事務所に差し入れを持っていくために阿蘇経由で大分へ向かいました。

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牧ノ戸峠を超え・・・

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両事務所に熊本名物を差し入れた後、いつもの新門司港から大阪方面へ。(今回は友達とツーリングの約束をしていたので神戸行きの「やまと号」に乗り込みました)

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旅気分を味うため初めて二等客室を予約しました。

後で考えればこれがニュースを知るきっかけになったので良かったのかも知れません。昼食が16時過ぎと遅かったので、軽めの夕食を頂き早めに就寝しようとゴロ寝していたら、向かいのご主人が奥様に「地震やぁ言うてるで、なんや酷いらしいで。」「ナンボ言うてんの?」「震度7や言うとるで」っていう会話を上の空で聞いていたら、「熊本市」って言ってるじゃないですか。「えっ、お父さん熊本で地震なんですか?」って聞き直しましたよ。まさか!?と思って・・・すぐさまエントランスの大型テレビジョンを見に行くけど、電波状況が悪くてなかなかTVも映らない。何度も何度も家内、娘、息子、実家、妹に電話しても繋がらないし不安は募るばかりだ。LINEを送ると何とか無事であることが分かり一先ず安心。携帯電話の電波状況も悪い中、やっと家内と電話が通じた。家内もかなり動揺して泣きじゃくっていた。息子は過呼吸状態になって一時危険だったことを聞き、居ても立っても居られなくなるが、如何せんここは船の上。この日に乗船したことを本気で悔やみました。

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翌朝、家内に電話し「すぐ帰ってくるよ」と言ったところ、「建物も被害は無いようだし、タンスや食器棚が倒れたけど、こっちは大丈夫だから帰ってこなくてもいいよ」って言ってくれたし、その時点では被害情報も少なかったので、予定通りツーリングを決行してしまったのです。後々考えると危機管理がなっていなかったのかなとも思うんですけど...震災ってみんな言うように「まさか」なんですよね。夜間大阪本社に戻ってはみたけど、常務から「熊本へ戻った方がいいですよ。また何が起こるか分からないし、男手が必要でしょう!仕事は何とかなるから」と言ってくれたとたん、急に不安になり、速攻で阪神高速から山陽自動車道に乗っかり、ひたすら走りました。

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春の装いだったので、気温6度の夜間高速の寒さはワタクシの体力をどんどん奪ってゆくのでした。SAごとに暖を取り、頸の凝り、膝の痛みを揉み解します。車だったら一気に帰ることができるのに!ってまた後悔。700Kmもの道のりが永遠に、そして恨めしくも感じるのでありました。何せ前日から600Km以上も走行しているのですから、TOTAL1300Kmの走行に耐えるだけの体力はもうワタクシにはありませんでした。「100Kmごと」から「次のSAを取りあえず目指す」に目標を変更し先を目指しました。その間、二度目の大地震が起きていたのです。どこで気付いたのか、もう記憶に残っていません。家内もワタクシが電話やLINEに出ないので心配したと言っておりましたが、それはワタクシも同じこと。アクセルを握る右手にますます力が入りました。

先月滞在していた、美祢市辺りで夜が明けてきました。途中、尾張小牧、長門、萩、下関、仙台の消防車や救急車等の緊急車両、各地の自衛隊の方々が熊本に向かってくれていました。SAでも、休憩しながら熊本へのアプローチをどのルートにするか話し合っておられました。私も先を急ぐ身なので彼らの車に追い越しを掛けるのですが、その度に感謝の気持ちで一杯になり、自然と涙が溢れてくるのでありました。心の中で「よろしくお願いします」と祈りながら・・・




我が家へ帰り着いて、家族の元気な姿を見たとたん、みんなで号泣してしましました。向かいの義父、義母の無事も確認し、実家へ向かいましたが、その途中、ご近所の家が十数棟全半壊していました。この先にワタクシの行くバイク屋さんがあるのですが、向こう側も家が倒れてアプローチできませんでした。

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電線が絡まり・・・

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ブロック塀が倒れ・・・

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年中無休のはずのコンビニも全部閉まり・・・

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橋という橋の橋脚部分は15~20Cm以上の段差ができて通行困難・・・

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加勢川は水前寺公園~江津湖という湧水が流れ込む普段はとっても綺麗な川なのに、雨でもないのにご覧の濁流です。

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車ごと押しつぶされている・・・

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至る所で地割れが見られ・・・

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ヤツは民家に限らず、神社にも・・・

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国の重要文化財にも牙を剥いたのです・・・

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無情の雨が熊本県民全員の涙のようにも思えます。

県民の心の拠りどころ「熊本城」の崩壊は涙せずにはいられません・・・

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けが人が出たとの情報のあるビルにも雨・・・

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妹のマンションは雨でもないのに水漏れがひどく、あっという間にこんなにカビが・・・

五階建てマンションの一階部分、しかも端っこの部屋なので危険極まりない。この後立ち入り禁止に・・・

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我が家も、震度6強、震度6弱には何とか耐えましたが、終息の気配すら見せない余震のおかげで震度5強+震度5弱の時にブロック塀の一部と、二階の寝室、外壁にひび割れができました。心なしか傾いているようにも見えますが、平衡感覚がおかしくなってしまって、客観的に見ることができません。ご覧のように本震が起きた時刻を指したまま止まってしまった時計が虚しく感じられます。


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帰った当日は指定避難場所が満杯で避難することができず、近くの公民館の駐車場で夜を明かしました。翌日も状況は変わらず、昼間は自宅の片づけ、夜は親子四人二台のクルマに分乗して車中泊する。そういう生活が一週間続いています。マスコミやSNSに晒された場所は大量の支援物資が届いているのに、避難者数にも入っていない我々には水の一本さえ手に入らない状態でした。Facebook、Twitterで情報を仕入れるけど、行った時には店の中は空っぽで、一日10件回っても何も手に入らない日もありました。車の燃料も底を尽きかけたとき、大阪本社から熊本営業所に物資を送ってくれ、翌日には家内の会社からも物資の支給をいただいたので、何とかしのぐことができました。

兵庫の友人からも水を送ると言っていただき、何とか我が家と両親宅とも分かち合う量が確保できました。

ただ、行政を通した物資が手元に届いたのは、震災6日目の昨日、4/21。娘の21回目の誕生日は何もしてあげられない最低の日となりました。そして届いたものといえば、少量の水とティッシュペーパー、缶詰と微々たるもの。ご近所の知った方ばかりだから、お互い遠慮し合うんです。結局2Lの水を一本だけをいただいて帰りました。

そして本日4/22、埼玉県からの支援物資が近くの環境衛生センターに到着したと聞き、毛布、マット、米、お菓子などをたくさんいただきました。本当にありがとうございます。「お金があっても物がないからお金が役に立たない」という異例中の異例と云える経済活動を身をもって体験しました。



これまで九州人は地震に関しては疎い方が多かったと思います。ワタクシが銀行員時代に個人融資課(ローンセンター)にいた頃は、旧住宅金融公庫、銀行住宅ローン、いずれのお客様にも借入額を減らして月々の返済額を少なくしてでも保険料を捻出するよう資金計画を立て、地震保険の付保を勧めてきました。それは、日奈久断層に比べ布田川断層というのは認知されておらず、最古の活動が2200年以上も前のことということで全くのノーマークだったんです。ワタクシが在任している間は約9割の方たちが付保されましたが、2000年に改正された新基準以降の新築住宅の割合は熊本を含む多くの地方ではまだまだ低い状況にあります。それに加え以前からの古い家にお住いの方々は付保率が極端に低かったようで、全国平均28.5%に対し、熊本は同率の28.5%、大分は僅か23%程度と言われています。1995年発生した阪神・淡路大震災を受けての新耐震基準をクリアしている家の付保率が高く、耐震性が弱い家が付保せずといった逆転現象が、今後の建て替え事情等に大きく影響を及ぼすように感じます。手厚い補助を願わずにはいられません。

そういう我が家はどうすればよいのか、全く考えが浮かびません・・・ 続く




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販売店はこんなに大変で難儀しているのに、メーカーはいったい何をやっているんだ(怒)

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コメント

大変でしたが、ご家族がご無事で安心しました
避難生活、お見舞い申し上げます
メディアには映らない町の様子に
改めて地震の大きさを思いました
メール送りました
必要なもの おっしゃってくださいね

ほんと・・・三菱ったら・・・

HAL64さんへ:
昨日はお見舞いのメールいただきありがとうございました。
震災の全容、我が家の被害状況も含めてまだ分かりませんが、家族、親せき、友人、以前の職場仲間の中にケガ人がいなかったことがなによりだったと思います。

まずは皆さんご無事で何よりです。

今後の精神的なケアを十分されてくださいね。
それが引き金で具合が悪くなられる方も
おられるようですので。

三菱は昔から隠したり騙したりが得意なようで...

eddyさんへ:
先日はご連絡いただきありがとうございました。ご心配かけましたが元気にしています。
隠蔽体質が抜けないとは・・・これだけコンプライアンス遵守が叫ばれて久しいのに。いいクルマだけに残念です。
こういうのは二度目はない!と思うんだけど、存続できるかな?三菱は・・・

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